2018年 06月 23日
蓄養鉢 |
最も効果があるウナギ釣りのエサがドバミミズであることは
これまでの経験から疑う余地がない。
しかし問題は盛期となる夏場に入手が困難なところである。
夏野菜が終わり冬野菜、それが終わり春野菜、そして夏野菜と
畑は概ね年に3度耕す時期があり、鍬で畝を掘り返すたび
そこここに身をくねらせるのが見え簡単に捕れるのだか
困ったことにエサを必要とする時期になるとこうは行かないのだ。
夏野菜の苗を植えたり種を蒔いたりするのは
4月下旬~5月上旬であり、ウナギにはまだ早い。
しかしこのタイミングを逃すと
もはや耕す場所がなくなってしまい
畑でミミズを掘ることができなくなるのだ。
ミミズはよく肥え湿った土を好む。
6月の畑ではそれはつまり
すでに作物が育っているその下、ということになる。
ならば春の収穫を終え夏野菜の準備をする時期に
ミミズをストックしておけばよいのではないか。
とは誰もが思うことであり
実際にこれまで幾度か試してみたのだが
うまく行ったことがない。
郊外の畑でよく目にする
収穫時に出る作物の葉屑や
抜き取った雑草などを積み上げた下は
いかにもミミズが好む環境だが
狭い貸農園ではそんな場所もない。
仕方なくより狭い自宅の庭に
ミミズを埋めてみたところ
たちまちどこかへ消え失せてしまった。
ならばと植木鉢に入れてみると
それはそれで何日も経たないうちに全滅。
ああ見えて意外とデリケートなのだ。
これについて、まさご師は
洗濯用のネットに入れて埋める
という方法を考案し実践されている。
しかし自宅の庭は保水力に難があり
すぐに使うならともかく何日も放ってはおけない。
すぐに使うならともかく何日も放ってはおけない。
野菜屑などを埋めると小バエが湧くのも困るところだ。
そこで植木鉢を再考する。
失敗の原因は容積不足ではないかと考え
大きな素焼きの鉢で蓄養してみることにした。
夏野菜を植える最後となる5月中旬に
畑から持ち帰った20匹ほどのドバミミズを
土とともに鉢へ。
そして、それらのエサにすべく
牛糞、ヌカといった肥料と野菜屑、
それに卵の殻を加えた。
卵の殻は、畑に蒔くとその下にミミズがよく集まる
という、これまでの経験から。
殻そのものはともかく
わずかに残る蛋白質が何かしらの効果があるのだろう。
これらを土で覆い、
最後に防虫のため目の細かい篩を被せた。
高温に弱いようなので
鉢の置き場所はあまり日が当たらない家の北側。
灌水は表土の乾燥具合を見ながら日に0~1回。
これまでに1度、エサを追加した。
どうなっているか見たい気もするが
出してしまうと後が面倒なのでそのまま。
さて、この梅雨が明けたときどうなっているか…
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by bugscope
| 2018-06-23 16:12
| 釣り
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